BLOGブログ

2020年11月05日

糖尿病とその合併症について

ブログ

こんにちは、SHIBUYA整骨院です。

今回は、糖尿病三大合併症の一つ「糖尿病性神経症」についてお話していきます。

まず、なぜ糖尿病で神経障害が発生するのかということについてですが、

身体の末端まで分布する神経細胞は、毛細血管を流れる血液から

栄養を受け取ることで活動しています。

しかし糖尿病で高血糖になった血液はドロドロであり、

神経につながる毛細血管をスムーズに通ることが出来なくなっています。

そのため、血液が運ぶ栄養は神経までは届かずに、必要な栄養が足りなくなった神経は

本来の働きが出来なくなっていきます。

我々が普段感じる「痛み」などは、知覚神経が外部からの刺激を感知し脳に伝えている状態です。

しかし神経細胞が障害を受けると知覚した痛みなどの刺激を脳が認識できなくなってしまいます。

痛みを感じないというのは、実はとても危険な状態であると言えます。

例えば大きな怪我をしても気づかない事になり、怪我に気づかなければ

治療をすることもなく放置してしまう事態にも繋がります。

気づいた時には手遅れとなり、組織の壊死により

手足を切断しなければいけなくなるというケースも考えられるのです。

こうした危険性がある事から、糖尿病の合併症の中でも神経障害は特に注意すべきものと言えます

それらの神経障害が起こった際、特に影響を受けやすいのが足部です。

常に地面と接している部位なので、知らず知らずのうちに出来た靴擦れや水虫などの

小さな傷が放置されがちになってしまいます。

さらに高血糖により血流が悪くなる事で傷も治りにくく、

体全体の免疫力が低下していく為に感染症にもかかりやすくなります。

そのまま感染症の重症化に気付けず、足の異常に気付いた時には壊死、壊疽を引き起こしており

切断する他ない、という流れが一種のパターンと化してしまっています。

さらに問題とされているのは、足部切断後の予後についてです。

糖尿病を発症して足を切断した方の場合の5年後の生存率は40%~60%だと言われており、

糖尿病患者の治療において深刻な問題となっています。

その背景として、足部切断から動く事が困難となり、

運動療法が行えなくなってしまう事が原因の一つとして挙げられます。

また、足の切断手術自体にも感染症等のリスクが伴い、

切断後30日以内に亡くなってしまう確率も9%と決して低いものではありません。

そのため、切断手術自体を受けられない場合もあります。

現在、日本国内では年間約3000人が糖尿病足病変で足切断を余儀なくされており、

非常に深刻な問題であると考えられております。


当院では患者様の健康に関するご相談にもお応えしており、

糖尿病等の重篤な症状になる以前の段階から体の健康を保つ、

「未病」の治療を目的とした施術を行っております。

姿勢の改善から骨格を歪めませない筋力トレーニング指導、

患者様の状態に合わせた負担の少ない運動療法など、

健康に関するサポートを充実させておりますので、糖尿病に限らず

お体の心配はいつでもご相談ください。

治療を通じて生活面でも当院スタッフがサポートさせて頂きます。

皆様のご来院、心よりお待ちいたしております。


SHIBUYA整骨院

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

03-6712-7802